身体の詳細について

私たちは自分の体について意外と知らない。例えば1回の呼吸で酸素はどのくらい取り込めるのか、心臓から出た血液はどのくらいで戻ってくるのか、膀胱にはどのくらいためられるのか。等々。調べていくと実に合理的にできていることがわかります。 この度、雑誌ニュートンに身体に関する記事が載っていたのでそれを引用して掲載します。人体の不思議さを再認識してください。私たちの体が余りに精密にできているのに驚かされるでしょう。そしてもっと身体をいたわる気持ちがでてくるとおもいます。これによって、病気への対策も考慮されるようになるとおもいます。このブログを見ることでより健康な生活ができるようになることを望みます。

第1章:消化と吸収:⑤小腸:小腸の表面

■■小腸の表面で栄養を「最小単位」まで分解
●外径4cm程度の小腸の内部には、多くのひだがある。(【A】参照)
●粘膜の表面を拡大すると、1mmの突起がびっしりとしきつめられている。(【B】参照)
●この小さな突起は「絨毛(じゅうもう)」とよばれる。
●絨毛の表面を拡大すると「吸収上皮細胞」という細胞におおわれている。(【C】参照)
●実はその細胞の表面にも、「微絨毛」とよばれる細かな毛のような構造がある。
●この微絨毛の表面の膜には、消化酵素が組み込まれている。
●膵液などによって分解されてきた栄養素が、この膜の消化酵素によって、最小単位まで分解される。
●そして、分解された栄養素が微絨毛の表面から吸収されていく。
●様々な栄養素の消化と吸収については「栄養素の吸収(A)・(B)」の項目で紹介します。


第1章:消化と吸収:⑤小腸:栄養の吸収

■■栄養のほとんどを吸収する小腸は6m以上もの長さがある
●小腸は、「十二指腸」と「空腸」、そして「回腸」に分けることができる。
●生体内では小腸は2~3mにほどに縮んでいるが、筋肉がゆるむとその長さは6~7mにもなる。
●小腸の役割は、食べ物の最終的な消化と、栄養分の吸収だ。


第1章:消化と吸収:④十二指腸と膵臓:個々の名称

■■個々の名称
●胆嚢
・肝臓から分泌される「胆汁」をたくわえ、濃縮する袋状の器官。
・幅3~4cm、長さ10cmほど。
・30~50mlの胆汁をためられる。
・胆汁には、脂肪の消化を助ける「胆汁酸」のほか、コレステロールや古くなった赤血球をこわしたときに出る「ピリルピン」という色素が含まれている。
・胆汁はピリルピンを含むために黄褐色をしている。
・便の色はピリルピンんい由来する。
●十二指腸
・胃のあとにつづく消化かんであり、小腸の最初の領域(小腸の一部)である。
・膵臓の先端部をぐるりと囲むように「C」の形をしている。
・胆汁と膵液が放出される場所であり、強酸性の胃液がアルカリ性の膵液によって中和される。
※十二指腸は長さが12本の指の幅とほぼ同じであることから、名づけられたという。
※実際には12インチの長さで、25~30cmある。
●膵臓
・強力な消化液である「膵液」を分泌する器官。
・幅3~5cm、長さ14~16cmのほどの細長い形をであり、赤みをおびた黄色をしている。
・1日あたり1lほどの膵液を分泌する。
・膵液は無色透明だ。
・膵臓はまた、血糖値を下げる「インスリン」や、血糖値を上げる「グルカゴン」などのホルモンを分泌し、血糖値(血中の糖の濃度)を調節する器官でもある。
●主膵管
・膵臓と十二指腸を結ぶ管(大十二指腸乳頭に接続)
●副膵管
・膵臓と十二指腸を結ぶ管(小十二指腸乳頭に接続)
●総胆管
・肝臓と十二指腸をつないでいる管状の器官。
・途中で胆嚢にいく管と枝分かれしている。
・胆汁の流れは出口が開いているときは十二指腸に流れ、閉じているときは、胆嚢に流れる。
●小十二指腸乳頭(膵液の放出口)
●大十二指腸乳頭(胆汁と膵液の放出口)
・この少し手前で総胆管と主膵管が合流している。


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