身体の詳細について

私たちは自分の体について意外と知らない。例えば1回の呼吸で酸素はどのくらい取り込めるのか、心臓から出た血液はどのくらいで戻ってくるのか、膀胱にはどのくらいためられるのか。等々。調べていくと実に合理的にできていることがわかります。 この度、雑誌ニュートンに身体に関する記事が載っていたのでそれを引用して掲載します。人体の不思議さを再認識してください。私たちの体が余りに精密にできているのに驚かされるでしょう。そしてもっと身体をいたわる気持ちがでてくるとおもいます。これによって、病気への対策も考慮されるようになるとおもいます。このブログを見ることでより健康な生活ができるようになることを望みます。

第1章:消化と吸収:⑤小腸:消化管の長さと役割

■■消化管の長さと主な役割         
 名称         主な役割            長さ 
 食道         胃へ食べ物を運ぶ      約25cm
 胃          食べ物の殺菌と貯蔵     40cm前後
 小腸(十二指腸) 消化液の分泌         25~30cm      
 小腸(空腸)    栄養素の消化と吸収     2~3m 
 小腸(回腸)    消化と吸収 胆汁酸の回収 3~4m     小腸合計:6~7m
 大腸(結腸)    便を作る 植物繊維の分解 約1.4m 
 大腸(直腸)    便をためる 排泄する    約20cm    大腸合計:1.6~1.7m    


第1章:消化と吸収:⑤小腸:消化管の長さ

■■消化管の全長は身長の5倍以上
●腹部に収納されている消化管を対外に出してのばしてみると、全長は約9mにもなる。
●そのうち、小腸がその3分の2以上(6~7m)を占めている。
●小腸は、十二指腸と空腸と回腸からなる。
●十二指腸以降の小腸のうち前半の4割ほどが空腸、後半の6割ほどが回腸とよばれる。
●空腸と回腸の明確な境界はない。
●空腸は、内容物の進む速度が速く、死後に解剖すると、からであることが多いことから名づけられた。
●空調のほうが回腸より内壁のひだが多い、つまり表面積が大きい。
●そのため、栄養の吸収も空腸でさかんに行われる。
●一方の回腸は、たくさん曲がりくねっているため名づけられたといわれている。
●空調よりもひだが少なく、内容物の移動速度も遅い。

第1章:消化と吸収:⑤小腸:小腸表面の大きさ

■■小腸の表面はテニスコート1面分!
●小腸の内部にあるひだと表面の細かい突起は、表面積を大きくする効果がある。
●小腸が単純な管だった場合、直径4cm、長さ3mの管の内部の表面積は約0.4平方mだ。
●ところが、ひだと細かな突起(絨毛および微絨毛)があることで、小腸の内部の表面積は、約200平方mにもなる。
●テニスのシングルスコート1面分(195平方m)とほぼ同じ面積だ。
●表面積を大きくすることで、消化された食べ物と内壁膜の表面が接する機会がふえ、栄養吸収の効率が高まる。
●なお、栄養素だけでなく、小腸は水分も吸収する。
●体に吸収される水分の85%は小腸で吸収される。
●飲食物からとった水分だけでなく、自ら分泌した消化液(唾液や胃液、膵液、胆汁あど)の水分も、小腸で回収される。

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