身体の詳細について

私たちは自分の体について意外と知らない。例えば1回の呼吸で酸素はどのくらい取り込めるのか、心臓から出た血液はどのくらいで戻ってくるのか、膀胱にはどのくらいためられるのか。等々。調べていくと実に合理的にできていることがわかります。 この度、雑誌ニュートンに身体に関する記事が載っていたのでそれを引用して掲載します。人体の不思議さを再認識してください。私たちの体が余りに精密にできているのに驚かされるでしょう。そしてもっと身体をいたわる気持ちがでてくるとおもいます。これによって、病気への対策も考慮されるようになるとおもいます。このブログを見ることでより健康な生活ができるようになることを望みます。

第1章:消化と吸収:⑥栄養と吸収(A):ビタミンとミネラル

■■微量でも必須なビタミンとミネラル
●三大栄養素に「ビタミン」と「ミネラル」を加えたものを、五大栄養素とよぶ。
●ビタミンとは、私たちの体に必要な、三大栄養素以外の有機物の総称だ。
●ビタミンは全部で13種類あり、水に溶ける成分(水溶性)と、水に溶けにくい成分(脂溶性)に分けられる。
●ミネラルとは、ナトリウムやカリウム、カルシウム、鉄など指し、ビタミンと同じく、微量ながら体内に必要な成分である。
●ビタミンやミネラルは、分子のサイズが小さいため、小腸の粘膜からそのままの形で吸収される。
●つまり、ビタミンやミネラル自身は、消化されることはない。
●ビタミンもミネラルも、必要量はわずかとはいえ、体内では合成できない(他の材料から作り出せない)ものが、多数ある。
●それらは、日々の食事からとるしかないのだ。


第1章:消化と吸収:⑥栄養素の吸収(A):酒

■■お酒を飲んですぐに酔っ払うのは「消化」の必要がないから
●私たちが活動のエネルギーとして使ったり、体をつくる成分として利用したりする主な栄養素は、「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」の三つだ。
●これらは三大栄養素とよばれる。
●ヒトが消化を行うのは、これらの栄養素の成分(分子)がそのままでは大きすぎるため、細かく分解しないと体内に吸収できないからだ。


第1章:消化と吸収:⑤小腸:詳細部の名称

■■詳細部の名称
●空腸【A】
・小腸の前半部の4割を空腸という。
・外径約4cm
・空腸の内部は粘膜でおおわれていて、高さ8mm程度のひだ(輪状ヒダ)が多数存在する。
・ひだの密度は、小腸の中では空腸部が最も高い。
・小腸も後半に行くにつれ、ひだは少なくなっていく。
・ひだが多いことは、表面積をふやすことに役立っている。
●内部のひだ【B】
・空腸の内部のひだは、高さ8mm前後である。
・ひだの表面は多くの突起でおおわれている。
・この突起を「絨毛」とよぶ。
・絨毛の存在によって、小腸内壁の表面積はさらにふえる。
●絨毛(じゅうもう)【C】
・高さ0.5~1.5mm
・絨毛は、「吸収上皮細胞」という細胞の層で覆われている。
・この細胞の表面には微絨毛とよばれる細かい毛のような構造がある。
・ここから細かく分解された栄養が吸収される。
・ヒトの吸収上皮細胞は、5日程度で次々と新しい細胞に入れ替わっている。


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